水の流れるところ  mamimemo

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK |
| CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE | OTHERS |
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| | - | - | - | posted by スポンサードリンク |
マカルーとチョ・オユーがみえた日    2010.12.29 WED


本日はヒルクライミング。
昨夜頭がいたく、夜中に起きて薬を飲んで、呼吸を整えて寝た。

バッティの後ろの丘へ向かって 9時半頃出発。

昨日、少しだけ順応のために昇った丘(200mほど高い位置)にでると、
若い男性4人組の日本人(2日程前に道で一緒になった人たち)が
既に丘の上の丘に上がっていくのが見えた。

ただひとりだけ ものすごいスピードで上がっている。
他の3人は私のようなスピードで 少し歩いては止まり を繰り返している。
きっと高山病で苦しいのと、体をコントロールするすべをしらないのかもしれない。

この後の最終バッティ付近でも彼らにあったけれど、
彼らはどうやらトレッキングだけのようで、
あの体力あれば、私ならもっと上に行くのに と 羨ましいのと もったいなさを感じた。

酸素が薄くなってくるのがわかることがある ことに気がついた。
何かを口にすると 胃で消化するのに酸素が持って行かれ、
急に呼吸が整わなくなる。 あきらか。本当に。
こんなこと考えたところでわからないが、 感じることも今まで生きてきて初めて。
17時頃にバッティに到着するまで チョコ3個しか食べることできなかった。

だので、下山時はお腹が減りすぎて 力出ず、ご飯のことで頭いっぱいだった。

真ん中から少し左の△の茶色いとんがりがマカルー。
(チョ・オユーは反対側なので、 昨日の写真に写ってます)

この日、5050mまで行った。 まだ先にも丘は続いていたが時間切れ。
途中途中にあるケルンが力強く静かに、タルチョがはたはたと、その奥に、
これまで見えなかった山々がみえた。


出発時は雲がかかり強風だった(森林もないため、風が通りやすい)が、
下山時の夕陽が美しく、山の形をうかばせる光と影が 山をよりいっそう迫力あるものにしていた。

今日のご飯は 信二隊長が持ってきてくれた塩ラーメン!
ただの インスタントですけれど、
ありえんうまさで泣けてくる。

| 21:43 | advance | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Mami Tomita |
チョモランマがみえなくなった日 だけど 言葉にならないほどの景色が広がりつづける日のはじまり    2010.12.28 TUE


ペリチェ(4240m)へ。
写真はペリチェの横の丘の上から、2日後に進む方向を向いて。

ヤクの糞がパンケーキのように ぺったんこに整列。
(右側の石壁に沿っておかれているもの)

こうなる前は 広げて乾かしてます。(真ん中あたりの茶色い固まり。)
ストーブの燃料になるので、こうやって重ねて置いて 売るのだそうです。
もう少し進むと森林限界になってきて 木がなくなるので、燃える素材として
ヤク糞なのです。 
だからなのか バッティの中もなんとなく どこにいっても
おんなじ匂いがする 気がします。

こどもヤクだよ。 足が短くて モキュってしてて かわいいね

今日はこれから高度になれるためにかなり重要なペリチェに向います。 ここで2泊します。

途中。
岩に掘られているわけではないけれど、カラフルな仏陀?が描かれていました。


写真奥に見える村を左側に入るように超えると、
お馬に乗ってる人発見。 
移動手段だから ここでは普通のことなんだけどね。
とても自然でよかったので。


本日の目的地 ペリチェがみえました。
右側の町がペリチェ。
2泊した後には、その奥の山(左側に見える山々)の方へ向かってすすみます。


今日はここについてから少しだけヒルクライミング。

アマダムラム。昨日までと全然違う形をしています。


 かっこいい。

まだ目指している山 ポカルデの姿は少しも見えません。

チョモランマもみえなくなってきました。 息が苦しく頭もいたいです。

| 22:53 | advance | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Mami Tomita |
色んな国の人に会う日    2010.12.27 MON


キャンジュマを出、タンボチェ(3860m)へ。
写真はプンキテンガからタンボチェ側を向いて。

キャンジュマから一度降りたところにあるプンキテンガ(関所)でティータイム。
いつもどこでもミルクティなので、小さな頃 駄菓子屋さんで買って飲んだ
オレンジの粉にお湯を入れた オレンジティーを注文。
すごく美味しい。

ヨーロッパの団体さんが20人ほど休憩していた。

ここだから ということではないが、まるまるした大きなお尻は、私の顔くらいにある。
足が長いと歩幅も大きくて 進む距離が大きいだろうなー
がっしりした体は荷物もいっぱい背負えそうだなー
とかおもったけれど お尻だけでなく 大きな体は それだけで重たそうだった。


休憩。 ナマステ


ヤクだよ。 荷を背負ってないので お仕事帰りかな。

そこから坂をひたすら上がり タンボチェ。

修行僧のいる寺院。とても立派。

これまでの 道 とは違い、だだっ広い広場みたいな場所(タンボチェ)からは
高峰が よりいっそう高くみえ、
本当に 山はどうしてこんなにも かっこいいのか。
信二隊長がウン十年前くらいに初めて来たときは、
こんなに沢山の建物も店も何もなかったらしい。
昔は立派で泊まったことがある(今は小さな)バッティを探しに、
奥の方へ歩いていった。
もどってきたとき すごくなつかしそうだった。
思い出があるん場所なんですね。

先ほどの外人さんが沢山いたので、お昼はここで食べるのはやめて(出てくるまでに時間がかかるため)
ちょっと下ったところのデボチェにて昼食。

ネパールのインスタント! おきまりの "ララスープ"。

すべての食べ物にあきてきていても食べれるほど美味しいんだけどね、でもね、
やっぱり 日本のインスタントにはかないません。 まったく全然かないません。



バッティの外では、お布団がどでーんと干してある。 の奥でごろんとひなたぼっこの隊長。

この日は パンボチェ(3930m)まで。

橋の下に見えるのは、昔使っていた橋。

マニ石の道。 


バッティで 韓国の環境財団(とおもわれる)方々と一緒だった。
(私達が勝手にそう呼んでいた)理事長と女秘書、カメラマンの3名は、
みんなの食堂で まったく周りをおかまいなしに、
持参したラジカセで、大ボリュームで、なんだか色んな国の人がまざった曲をかけていた。
国歌っぽいのもあればネパールっぽいのもあり、
マドンナとおもったらクラプトン、映画のサウンドトラックも。
飲み物も ワイングラスを持参。ワインも何本か持参。 ここ4000m近い場所。
不思議すぎる異空間。 異国にきても 自国のまま な感じが なんとも面白かった。


布でくるまって祀られているのは男性の象徴。

また 山の形が変わった。 アマダムラムがすぐそこに 近くにある。 
とてつもなく大きく高いところにあるけれど。 カメラどころか 目の中にさえ入りきらない。


つい最近、本屋で BRUTUS を買った。
目にした景色。  アマダムラムとローツェ。  チョモランマ。
また行こう。 って強くおもう。
どうして チョモランマ ってかかないのかな。

| 21:16 | advance | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Mami Tomita |
山の形がかわる日    2010.12.26 SUN


久しぶりに進みます。実は今日は結構進むのです。

トクトクのバッティを離れ、ナムチェに向かって進みます。そこでお昼。
結構あります この距離。
というか 標高が急に高くなる部分があり、
ナムチェ手前の高い橋を渡った後からが けっぱりどころです。

この日の楽しみは、吊り橋。 沢山ありました♪

遥か遥か下にエメラルドグリーンの川が流れています。
高いところが好きなので、そりゃもう楽しくってしかたないです。

タルチョが風に舞っています。
赤黄緑青白の5色の旗がはためいて 青い空に栄える。
橋の下には昔使っていた橋がそのままになっていました。

ヤクもゾッキョも揺れるのが怖い(足下が竦むのかしら)みたいで、
橋の両端には糞がいっぱい。
馬の糞もあったり。
糞をふんで歩くしかない。
我慢できないヤクさんとゾッキョさんは橋の上でも途中とまって ぽとっと落としてきます。

高所恐怖症の人は 橋になるとかなり小走り。
橋の上からの景観が素晴らしいのでもったいないけれど しかたないか。



橋を降りたところからナムチェへ向かう道が、坂がキツくてふんばりどころ。

かなりのかなりのふんばり。
標高が高いのもプラスして、息もキレ えんやこら。



途中、スンタラ という とっても甘くて濃い味のみかんを

家族みんなで総出で売っていました。 ほんとおいしいのです。おみかん。

ナムチェは橋から橋までで標高差100くらいあります。もっとあるのかな(正確に調べてないのでわかりません。)。
のため、着いたーお昼だー

とおもってからも 結構あるきます。


ナムチェバザール(3440m)は、昔からチベットから峠を越えて物資を運んできて、ネパールの人たちと生活品のぶつぶつ交換をされているところです。
今でも毎週土曜はバザールを開催してます。
往きも帰りも土曜に通ることができずバザール開催にはであえませんでしたが、
広い公園のような場所にチベットの人がモノをひろげて売ってました。
とそこに、不思議な光景を発見。
携帯電話をマイクに(実際にはマイク機能はないかと思います。特に地声のままだったので。)、大きな声で歌ってました。
チベットからの若者です。髪型も初めてみました。
おっきな丸いリボンのようなものをもみあげあたりにくっつけて、
もみあげも長く、キレイに揃ってました。 わかるかな。


三浦雄一郎さんや野口さん、田部井さんのお写真が貼ってありました。

ということで、ここのバッティの味付けは日本人の好む味をよく知ってらして(日本によくきて勉強されてるそうです)めっちゃんこ美味しかったです。


これは帰り道に頼んだメニューにはない”ハンバーグ”というのを注文したものなのですが、
お肉は 水牛で 照り焼きのような醤油味でした。 ハンバーグではないですが、
かなりうまくて 涙しました。


ナムチェの街並み。絵はがきも同じ構図で売っているほど 有名な場所です。
(けど 私の写真は 暗く・・重要な山トンデマス・・)

正面の山はコンデリ・シャー(6093m)  あまりよく みえない です ネ 。

ナムチェのお土産屋さん。
カトマンズにも売ってないモノ というのもあります。


ここからは これまでにない目の前に大きな空間が広がり、空中を歩いているような感覚にさえなる道へ。
この(写真の左からでている)道をずっとトラバースするよう歩くこと2時間くらいの所、キャンジュマ(3550m)で今日は宿泊です。


テンジンノルゲイのお墓です。
また ここにも“世界を見つめる目”がついてます。


今日は一気に標高1000mくらいすすみました(たぶん)。 
距離にするとたいしたことないのですが、さっすがに疲れるものでした。
クリスマスも、お正月も大して関係ないのですが、
一応、こういうのもバッティにはかざってます。



夕陽が 高い位置にある山のてっぺんだけ照らして 美しく 金色に輝いていました。

雲がかかっているのがチョモランマ。 
その横に△っぽくとびでている右の山はアマダムラム(6856m)。

進むたびに 山の形が変わってみえます。
進んでいるんだな と実感します。

| 20:18 | advance | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Mami Tomita |
桃の節句



今日は
桃の節句。

桃 っていう文字つかうと なんだか目に入る空間すべてがかわいくみえますね。
お雛様ってかくより 可愛いですね。

特に可愛い写真も何もないので、ずっと昔の写真
ピンク色だけ ももっぽいの 載せてみました。

夕方ご飯を買いにデパチカにいきましたら
「六花亭」の桜餅を買う人 めちゃんこ混んでいて 時間無くて買えませんでした。
ちがうブースの 「一久」の桜餅は 更に混んでて 
どんなのが売っているのかもみえないくらいでした。

バレンタインのチョコよりも、クリスマスのケーキよりも 
一店舗あたりの人気度は あったようにみえました。 
桜餅っておいしいですよね。 ほんと おいしいわ。 中は つぶあんがいいな。


今日もまた ヒマラヤお休みです・・・宣言しておき すみません。
(写真が多選ぶのが大変ですね。。)

今日は 桜餅=桃色の気分 なのです。

| 22:05 | 気持ち | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Mami Tomita |
pistol3 - shu saito + hiroshi takeda



えなこが帰ってきていて 今回はホンノ2時間程度しかあえませんでしたが、
DMをいただいた時から 行きたいと思っていたタケポンの作品展示 「pistol3」 に行ってきました。

毎回みるたびに きゅんとさせてくれる作品ばかりでした。
というだけじゃなく
なんだか 製品 のように さらに技術が磨かれ 
こういう伝統芸術というのがあるんではないか
(漆職人とか畳職人とかその筋の一級品をつくる人たちのような) 
とおもってしまうほどでした。

使っている素材はわかるのに、
どうやって こうなってるんだろう と思わせるほど
綺麗な作品たちでした。

2人展のもうひとりの方 周さんにはお会いしたことないですし
作品も本日初めてみましたが、
色遊びがここちよかったです。 
争い事を好まない(このむ人はいないか。) やわらかい男子なんだろうなと
勝手に想像して楽しくなって 帰ってきました。


展示会場となっている「ROOM11」 もすごくよくって、
そこにいらっしゃったオーナーさん?(女性)の方も
チェックしてたブログ 「ネコとある日の午後の視点・・・」 のとおり、
とてもすてきな方でした。

でブログをみているときから 欲しいナー どんなかんじかなー 
と気になっていた 革バック。 
戻ってきて即 注文しちゃいました。

山道具以外のものを購入するのはひさしぶりで、
まだ手元にあるわけじゃないのにルンルンです。
全て手作りらしいので、届くまでにひと月以上かかるようですが
今からまちどおしいです。 
春になったら この鞄は毎日一緒に歩くことになるのかなー
とおもうと 仕事の行き帰りもさらに楽しくなりそうです。

で、
そういえば・・・
たけぽんの ちょうちょ も欲しかったナー とおもったとこでした。

ちょうちょ は 会場にいって ご覧下さい。 きっとほしくなるです。




また  また  ヒマラヤ日記をお休みして かいちゃいました。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 「pistol 3」
 武田浩志+齋藤周   TAKEDA Hiroshi + SAITO Shu

会期 : 〜3/13(日)まで  (☆3/7(月)はお休み)
     open/pm1:00〜8:00
場所 : 「 ROOM11  art space + cafe 」
     札幌市中央区北3条東5丁目355
   大通駅〜バスセンター前駅の間
URL : http://www.room11.in
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

| 19:40 | 行った | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Mami Tomita |
| 1/1 |