水の流れるところ  mamimemo

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チェリコリ


出発前までに前回のポカルデ登頂までいってるはず でしたが、
登頂まで残すところ2日というところで、
とうとう出発の前日になってしまいました。 なんとだらしないというか。


4.27 wed 〜 5.8 sun までの12日間で、
ランタン方面にある 4984mの チェリコリ(チェリゴリ) に行ってきます。

ランタンは どなたかが言ったのかは調べてませんが、
”世界一美しい谷”のひとつ と言われています。

夏ですので、暖かく、花も見頃だそうで 楽しみです。

前回よりも1000m低いですが、確実に高山病にはなるので、気をぬかず
楽しい登山へ行ってきます。

それでは また。

 行ってきます!


(楽しくて泣いてる絵のつもり)

  mami
  

| 22:32 | advance | comments(2) | trackbacks(0) | posted by Mami Tomita |
準備の日    2010.12.31 FRI



本日は 昨日と同じくヒルクライミングを3時間半ほどして、
明日に備えて 気持ちと体調を整える。

朝から強風で 雲の動きが速い。
ポカルデピークも 時々 雲でみえ隠れする。

写真右手の雪を被っている部分の上から ちょこんととんがり△で飛び出ているのがポカルデピーク(5806m)。
下に見える屋根達がロブチェ。見える形にそって上がっていけば近いようにみえるけど
ピークまでの道のりは、この真ん中あたりをとおって、一度峠を越え、反対側におり、
再びくるっとまわりこむように進んで てっぺんに行く。
(また 明日からの日記にて。)
この写真でいうと 右手がトゥクラ側で このバッティ群を超えて左側へつき進むと
カラパタール もしくは エベレストの道へとつづく。


今日の折り返し地点からトゥクラ側をみる。
左手からうっすら筋になってみえるのが 歩いてきた道。
その上方にふわっと煙があがってみえるのがクーンブ氷河。



今日は 上からの景色を堪能して、5230mで降りる。
この岩場も楽しかった。 写真はないけれど。


バッティの屋根側・丘の始まりに 飛行機の残骸がある。
飛行機がこのあたりに落ちて ここに運んだのだろうけれど 
いったいいつから いつまで ここにあるのかな。



本日登った丘をふりかえる。 写真真ん中のちょこんとでているところまで。



この日 17時頃から 突然雪が降り始めた。

雪は深ければいいけれど、岩の上に軽く乗っかるくらいだろうねー 歩きにくいねー と隊長。
(いつでも 言葉に余裕が。。) 
そうです よ   ネ 。 。  と私。(余裕なし。)

モレーン、ガレ場など 岩肌の多い明日からは、
雪が少し被っているために余計滑って すってんころりんしないように気をつけないと。 
ただでさえ歩くのが遅いのに 慎重に・・・そして ゆっくりで時間がかかる
+滑って危なくて心配かけるだろうこと 想像できた。 


日本ではないし、ネパールは旧正月のこよみになるから、明日のお正月は関係ないけれど
雪がしんしんと降り積もる北海道の大晦日に似てる。 なんだかすごく不思議な感覚。 
北海道の毎年出会える大晦日がここにあるんだもん。
地にある雪は音をのみこむ。その雪の上に雪が降りてきて、
しんしんと降る という表現になる。 雨やヒョウでは違う。
誰にも気づかないほど静かに降る雪は 明るさで気づかせてくれる。

大晦日に、みんなが集まってお蕎麦たべつつすごす、とても落ち着いた静かな時。 独特の瞬間。
ここ、標高4910mも、もちろん静か。で 同じ空気が流れてる。 やっぱり 不思議。

気持ちが落ち着いた。

| 19:32 | advance | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Mami Tomita |
最終バッティへ着の日    2010.12.30 THU

バッティにあるソースたち。 いつから使ってないかわからないほど 口がかたく・・中も固く。

今回の最終バッティ ロブチェ(4910m)へ向けて出発。

ペリテェからはしばらく平地が続く。ひたすら どこまで行くのかわからないほど平地が続く。
といっても ほんの少しずつ標高があがってはいる。
頭も痛くなく 呼吸も乱れないので 気分もいい。 快晴。

水が流れている。
マイケルさんが顔を洗っている。 っワー きもちいいわ と 叫ぶ。


ペリチェのバッティでは、ヨーロッパ(どこの国かわからないけれど)のトレッキング隊
10人ほどが一緒だった。
この方々はコック付きなので、夜ご飯パンとピザをたべていた。(イタリアの人達かな?)
ご飯後にシェルパ隊長が中心になって みんなでミーティング。
なんだか もめている。
もめている原因は みんな 早く帰りたい と行っているらしい。
あきちゃったらしい。
ヨーロッパの人にとってみると、スイスアルプスとかあるので、
この当たりの標高ではへっちゃらの人がほとんどらしい。 
すたすた歩けて、重い荷物もへっちゃらで、体力もありそうで、なんでもできそう。 
に 私にはみえる。
トレッキングで山の中を歩くだけにあきてしまったんだろうと思うけれど、その体あれば、
登攀すればそんなことないんじゃないかな と思いました。 
飽きた=もうこなくなっちゃうんじゃないかな と思うと、 もったいないな と。
余計なお世話だけど。


ペリチェから1時間弱くらいのところから モレーンを左手に見ながら20度くらいの登り坂が続く。
その上に小さな橋がかかっている。 もう森林限界である。 木が 緑が ない。

橋を渡ったところの トゥクラ(4620m)でお昼休憩。
以前、panakoちゃんからツバメのお皿をいただいた日記に書いたように、
黄色いくちばしと赤い足のカラスをみた。 カラスには思えないけど やはりカラスだった。
ここでもミルクティ。 と ちょっとバッティご飯(パン系)にあきてきた頃。
トゥクラ

出発してまもなくは ガレ場。 傾斜もあって、ヒーフーヒーフーと休憩しつつ進む。
途中途中で休んでいる人をぬかしては ぬかされ、そのたびに ナマステを笑顔でくりかえす。

上がりきった とおもった所が 
エベレストで無くなった人、隊の墓地(という表現でよいのか)。


遠征隊や外国の人達は、立派な「お墓」の形をしたお墓は、
真鍮・石のプレートに年、隊名、個人名、国、故人へ向けた言葉などが書かれている。
同じお墓に2枚、 年と、下の名前の違うプレートをみつけた。 
日本人の方のプレートもみつけたが、石が割れていて文字が読めなかった。


そのお墓を上からみるように 向い側の丘の上に、シェルパのお墓が並んでいる。
名もなく、石が積み重なったお墓。


でも どちらも お墓。
この道を通り、エベレストを目指した人達。 最後に登れただろうか。てっぺん踏めただろうか。
手をあわせる。 
この時、私の横にいた 隊長はどう思っただろうか。 何回も通っているだろうけれど。
エベレスト登山の隊長で、自分を含め3人を登らせて日本に帰ってきた。
私は この時、 さらに 今自分がここに立てていることを ここにこれていることを
感謝した。
しかし、ここ、エベレストが見えない。 いかがして この場所なのか。
シェルパさんに聞くのわすれたが 不思議。 こんど聞いてみよう。

ロブチェに向かって歩く。
バッティがみえてきたころ、
右手に ポカルデが見えた。 ここまでみえなかった 今回の目的 ポカルデピーク。

15:30頃、ロブチェについて、休まず ロブチェイースト側に1時間ほどヒルクライミング。

ロブチェバッティと隊長とお馬さん


ポカルデのBCまでの形がみえる。雪が被っているところもあるが、ほぼ岩肌。(でかい・・・モレーンが。。 これは大変だ。)
この日は5110mで戻る。


ヒルクライミングの成果もむなしく、夜は頭痛がする。4900mの高度に順応しきれていない証拠。
まあ初日ということで。高山病のよくある症状(※もちろん症状は人によって異なる)の吐き気もないし、
イラッとしたり、会話できなくなったりもなく、食欲もあるしと、
頭痛以外は特にないので、バファリンを飲む。 が 痛い。
隊長からの直伝 真向法を20分、楽になり、ちょっと横になってまた頭が痛くて真向法。の繰り返し。
しかし、私はどんな状況においてもよく眠れるため、いつのまにか、頭痛に睡魔が勝ち、眠っていた。


夜ご飯。 マイケルさんと私。

この日の歩きは 周りの景色と空気、静けさで、
高いところにいる実感がわき とても楽しかった。

| 18:09 | advance | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Mami Tomita |
ネパール ヒマラヤ へ 2



ネパール ヒマラヤへ 行ってきます。

GW中なので今回は期間が短いのですが、
ある時間をいっぱいに使って山に行ってきます。 
山は何カ所かで検討中です。


今の日本のいろいろなことを考えると、心ない行動にも思え、 
今、このタイミングでいくのがどうか、と考えましたが、
少しずつ 経験を重ね、心を鍛え、前にすすみたい とおもいました。
自分の強く思うところを貫くことで チャンスをつかむことにつながり、
無駄ではないと 信じ すすみます。

仕事仲間に話してみたところ、 ぽんっ と背中を押してくれました。
上司が悩んでいた私の気持ちに 花を咲かせてくれました。


まだ、このブログでは前回のポカルデまでもたどり着いてませんが
こちらは時間みつつ更新していきます。

行ってきます。

mami

| 12:56 | advance | comments(0) | trackbacks(0) | posted by Mami Tomita |
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